【プレ・カンストゲーム】
思考停止の殻を破り、カンストゲーム・高次元情報学をより楽しみたい方へ。
高次元思考のベースを作る着眼例をお届けします。
初めての方はこちらの概要をご覧ください。
本物の知的ゲームを、ご一緒に楽しみましょう。
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ある地方都市の公立病院、その劇的な復活物語。
ざっくりとした要約は、公開情報ですと下記あたりでしょうか。
<要約>
・赤字経営が続き、病院の存続が危うくなった
・危機を救うべく、元エリート官僚A氏が登場
・有力人物たちの力や知恵を得ながら、強力なリーダーシップで行動
・明確な目標設定も大切。病院の安定経営のためには患者数確保が大切
・各方面と対話を重ね、海外等の最新手法も取り入れつつ
・病院の存在意義についても、市民との対話を根気強く続け
・市民・行政・病院が一体となり協力し合い
・結果、劇的に経営改善、新病院は盛況。県下トップクラスの利益率
・市民たちの意識改革もなされ、自分たちの病院であるという意識が芽生え、また、街の問題を自分たちのこととして考えられるようになった
・皆幸せ、めでたしめでたし
市町村名は伏せますが、一部では有名なお話のようです。
書籍も出版され、失敗と成功を繰り返しながら、苦労を乗り越え成果を上げる感動成功物語。
美しいお話であり、一見何も問題ないように思えるかもしれません。
さて、今日の問いです。
ここに、ミスリードが含まれているとしたらどうでしょう?
これを読まれ、又はこの件をご存じの方は、どのように思われますか?
疑問に思ったことはありますか?
疑問があるとしたら具体的にどのあたりでしょうか?
また、この件が書籍・メディア等で取り上げられ、有名なのはなぜでしょうか?
余裕がある方はもう一つ。
類似の有名な例(病院以外)をあげるとしたら、例えば何でしょうか?
その理由は?
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さて、高次元的正解や如何に?
【あなたはどれですか?】
A:素晴らしいお話であり問題はない。皆が協力し合い、成長し、成功し、感動的である
B:何かおかしい・・良い話風にまとめているが、はたして・・?
C:B+少々ゾッとした
D:問題点を全て説明でき、俯瞰視点での問題も説明できる
E:D+メディアに関する問い、類似例も、全て答えられる
関係者の方々に対しどうこうということでは全くありませんので、どうぞご安心くださいね。
ただ、ここには大切な論点が複数含まれています。
豊かで自由で楽しい毎日を望まれるのであれば、Aの方は、まんまとしてやられることになります。
上記はある意味複合問題と言えますので、ご自身の思考停止度がどの程度か、チェックとしても使えると思います。
優劣ではありません。
他者との比較は一切不要です。
それは全く意味のないことであり、むしろマイナスとなります。
自分の中で、あなたご自身がわかれば良いことです。
そして、もっと知りたいと思えば、あなたご自身が、歩を進めれば良いだけです。
自分自身に集中しましょう。
ゲームに慣れてくると、「あぁなるほど。この件の全体像はこれこれで、パターンはあれで。細かく見ると、どこがどうで、ここがこうで・・・」とわかり、トリック・ひっかけがはっきりと見え、点が線でつながり、スルリと全体が紐解けるようになります。
なかなか面白いですよ。
私にとっての推理小説は、こちらですね(笑)
知ること、考えることを、楽しみましょう。
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