【お役立ちコラム】
思考停止の殻を破り、現実を確実に変える高次元情報学の基礎知識を、身近な例を用いて簡潔にわかりやすくお届けします。
プレ・カンストゲームも併せて読まれると、より有用です。
おおよそのレベルは「お役立ちコラム < プレ・カンストゲーム」です。
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有名企業が何らかの失敗をしたとき。
外部の方により、失敗の分析が多々なされます。
メディアも賑わせます。
だいたい無難な、よくある指摘に落ち着きます。
よくある指摘なので、多かれ少なかれ、どの企業にも当てはまります。
それらの注意点を見て、「うちも気を付けないと・・」と思ったり。
幹部の皆さんを集めて何かしらの指示を出したり。
そのためのシステム作りに励んだり。
でもしばらくすると、徐々にだらけてきたり。
そんなこんなを繰り返していらっしゃるところは、少なくないでしょう。
改善の発想・思考をすべてを否定するわけではありません。
ただ、専門家等のおっしゃる注意点をすべてクリア出来ている企業は、
一体どれほどあるのでしょう?
というか、存在するのでしょうか?
外からは完璧そうな立派な企業に見えても、中から見れば、
・・・ということは普通にあります。
非難ではありません。
そういうことではなく、すべての注意点をクリアできないのが当たり前なのです。
変な表現ですが、それでこそ企業なのです。
企業は人の集まりです。
欠点のない完璧な人間・理想像どおりの人間がいないように、企業も同様です。
当然です。
それで良いのです。
その状態こそ「完璧」なのです。
作られた理想像に、踊らされないでくださいね。
絶対たどり着けない完璧な理想像を追い求めるようおしりを叩かれ続けているのは、
個人だけではありません。
企業も同じです。
この「完璧な理想像」というのは、仕掛けの一つです。
目指そう、目指したい、近づくほど良い・・という思いがよぎった方は、
まんまとしてやられているかもしれません。
そう思うことが当たり前過ぎて、「???」という方も少なくないと思います。
信じられない方もいらっしゃるでしょう。
美しく良いことのように見えますので、それも当然です。
だからこそ根が深いとも言えます。
シンプルですが、よく出来た仕掛けです。
こうしなければ。
あぁしなければ。
もっと、何々しなければ・・。
そう「ねばならない」が脳裏をよぎったときは少し立ち止まり、
どうぞこのことを思い出してくださいね。
より良いものを作ろう、もっと良い仕事をしよう・・・という思考が
いけないわけではありません。(良い仕事の定義にもよりますが)
「もっとしっかりやらなければ・・、もっとちゃんとした結果を出さなければ・・・」
と思い行動するのと。
「結果として自然にしっかりしたものが出来上がった、良い結果になっていた」は、
まったく違うということです。
根本から違います。
結果もまったく異なります。
ミスリードされやすい点ですので、どうぞご注意くださいね。
正確な知識は力です。
仕掛けられた罠を軽やかに越え、人生という大ゲームを、楽しみながら楽々クリアして行きましょう。
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