【お役立ちコラム】
思考停止の殻を破る高次元情報学の基礎知識を、身近な例を用いQ&A形式で簡潔にわかりやすくお届けします。
プレ・カンストゲームも併せて読まれると、より有用です。
おおよそのレベルは「お役立ちコラム < プレ・カンストゲーム」です。
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【質問】
昔学生の頃、卒業論文で、ある中国古典を経営に活かす・・ということについて書きました。
良い経営とは何か、皆が幸せになれる会社、経営者とはどのようなものか、子供の頃からずっと考えていました。
より良い経営のためには、人について、人の性質を知ることも必要です。
とりあえず心理学・哲学・宗教あたりは、いずれも違うのはすぐにわかり。
いろいろ学ぶ中、人の性質、心の在り方、リーダー論等は、中国古典が最も研究・探求されているのではないか・・当時そう思いました。
知識は活かしてこそ、学問は現実に使えてこそです。
それは今でも思っています。
そのため、そのテーマを選びました。
しかし、ゼミの中間報告でその卒論テーマを報告したら、教授がぶち切れました。
こちらが唖然とするほどのぶち切れようでした。
教授は、私の知識の未熟さを列挙されていたようです。
でも怒鳴り声の内容を聴きながら、
「こちらは学生だし、知識が少ないのは仕方ないわけで。
そこを普通に教えてくれれば良いのに、なぜこれほど怒っているのだろう?
いろいろ説明してくれているが、理由としてあげている、私の知識量自体に怒っているわけでは、どうもないようだ・・。
説明内容と怒りの強さがアンバランスすぎる。
一体何を怒っているのだろう?」
と、良く分からないまま、大人しく怒られていました(笑)
教授がなぜ怒ったのか、実は未だに良くわかりません。
でもあれほどの怒りですから、何か理由があるはずです。
単に価値観の違いだったのか?
古典とは何か、経営とは何か、一緒にするな、ということが言いたかったのか?
訳が分からないところでこういうトラブルになるのは、正直避けたいところです。
私に何か失礼があったのか?
相互理解のために必要な、基礎的なワンクッションを私が入れるべき必要がどこかにあったのか?
あるならそれを知っておいた方が、今後同じような無駄なトラブルは防げると思います。
無駄な面倒は避け、人間関係をよりスムーズにこなして行きたいと思います。
教授は何をあれほど怒っていたのか、お願いします。
【答え】
あなたが選ばれたテーマは、先生が教えたものでしょうか?
授業でやった内容でしょうか?
(「あ!・・違います。授業で全くやってないものです。・・・ひょっとして・・それで先生は怒った・・とか・・?」)
はい。
(「・・・え???? あの・・・授業でやってないテーマだから怒ったのですか? 卒論テーマですよ。・・え?・・それって怒ることですか?」)
人によっては。
(「うわー・・・! 全然そこは予想もしませんでした・・。
もっと学問は高尚なものだとか、現実は、経営とはこうだ、甘いものではないと・・・そういうことを言いたかったのかと思っていました。
ちょっと・・あの・・何というか・・・。 大学教授ってもっとこう・・まぁそういうイメージは幻想と一応わかってはいたつもりですが・・。
でも、学生の力を伸ばす方向で色々考えてくれていると思っていましたが・・・」)
先生はあなたには関係のないところで怒っていました。
(「ホントそうですね・・。
いやー・・・何というか・・・。
長年の疑問が解けてすっきりしました! ありがとうございます。」)
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なかなか面白い内容だと思います。
上記教授は当該分野では少なからず高名な先生でいらしたようですが。
学問・大学・学歴・教授・権威等に幻想をお持ちの方はここの読者さんにはいらっしゃらないと思いますので、その辺りの説明は飛ばし。
また、その他諸々も飛ばし。
ここでは「怒りとその原因について」お伝えします。
相手が激怒すると、多くの場合、自分に非があると思いがちです。
怒った側も、「相手が悪い! 失礼だ! ムカつく!」と思うと思います。
自分を怒らせた相手に、怒りのエネルギーを向けがちです。
でも、怒りがわく本当の原因は、怒らせた相手にはありません。
「怒りの種は自分(=怒った人)の中にあり」です。
同じような状況・言動でも、種がない人に、怒りはわきません。
ムカッと来た時、ムカッとされた時。
よろしければ、このことを少し思い出してみてくださいね。
正確な知識は力です。
知ることにより、冷静に、問題の原因が分かります。
正確な原因・全体像がわかれば、間違った判断、無駄な争い・悩み・苦しみも少なくなります。
より良い選択をすることが可能となります。
知らないと、ご質問者さんのように、昔のことなのに、ふとした時に思い出し、ご自分を責めることもあります。
「良く分からないけれど気を付けないと・・」と、無意識のうちに自分を抑えることもあります。
思考の現実化にとってマイナスです。
豊かで楽しく、自由で思いどおりの人生を望むのであれば。
知ることを楽しみましょう。
知ることにより、思考の選択肢=人生の選択肢が増えます。
より自分が気持ち良く過ごせる現実を、楽に創造していきましょう。
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