【お役立ちコラム】
思考停止の殻を破る高次元情報学の基礎知識を、身近な例を用い、Q&A形式で簡潔にわかりやすくお届けします。
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【質問】
おもてなしについて。
丁寧な接客が良しとされますが、本当に良いものなのか・・・?
奴隷的な接客というと言い過ぎかもしれませんが、エネルギーの性質上良くない丁寧な接客の種類があるように思います。
そして、それを良しとする傾向が強い気がします。
意図的なミスリードがあるのか、考え過ぎなのか、単に好みの問題なのか、お願いします。
【答え】
最初の「おもてなし」という気持ち、最初にそれを始めた方の思いとは、
今は違う物になっています。
茶道と同じパターンです。
まず、それを始めた方・・「おもてなし」を始めた最初の人は、今言われる内容のものとは違います。
形は関係ありません。
でも茶道という形になり、中身ではなく形を伝えるようになりました。
形を伝えよう、形を守らないといけない・・となると、楽しくありません。
人に対し、形で相手をするようになります。
そこには気持ちもありません。
気持ちもなく肝を外したままだと、形を重視するようになります。
形を重視するので、どんどん形が過剰になります。
それが進むと、その過剰な形も、どんどんへりくだったものになります。
人に対する気持ち、人を自分と対等な存在として大切にする気持ちもなくなっていきます。
よいしょする的な・・何と表現すれば良いのでしょう・・・。
自分を相手より下の位置とし、腰を低くして、へりくだることを良しとする方向。
へいこらする、相手の優越感をくすぐるようなことを良しとする、おかしな方へいきました。
相手を上に置き、王様のように扱うことが良いことである、素晴らしい接客である、という方向。
「おもてなし」という言葉で、お客を偉い人、王侯貴族のように扱い、
自分をしもべのようなものとし、相手の言いなりに仕える存在とする方向です。
(そもそも、すべては同じものです。優劣上下はありません。)
お客を偉い人、王侯貴族のように扱い、自分をしもべのようなものとし、
相手の言いなりに仕える存在とすることは、本当は、大きな間違いです。
それは本来のおもてなしとは全く違うものです。
人をもてなすものでも何でもありません。
本当の「おもてなし」とは、そのようなものではありません。
でも、「上位者を特別扱いし気持ち良くさせる対応」が、多くの場合「良い接客」
「それが接客というものである」とされています。
本当は違います。
長くなりましたので、続きは次回お届けしますね。
続き⇒「間違った接客法を良いと感じる人の、心理・内面の状態とは?」
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